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最終日。午前中、タダ君、富永君と3人でダイヒトアハーレン(現代美術館)へ。カトリーヌ・フリーツェの展示を観る。有無をいわせないくらいお洒落。参ったまいった。併設のショップが良くって、アート本も充実しており、物欲そそられまくる。wallpaperの都市ガイドシリーズのハンブルグ版を買う。昼から、各自思い思いにギャラリーの周辺をウロウロ。コミック・ショップのカトーで、ぼくらのジン「KYOCO」を扱ってもらうよう話す。快諾してくれる。店長(アレクサさん)は、ハイクオリティ・ガールズ(ぼくらが心をつかまれてしまったローカル・バンド、おじさん二人組らしい)を引き連れてジャパン・ツアーをしたい夢を話してくれる。冗談かと思いきや意外に本気っぽいので、なんでも手伝います!などと調子のいいことを言っておく。
夜。オーナーのロルフさんと食事。druck dealer の成り立ちや(初期は、芸大出の女のこ4人が立ち上げた店だったそう)、彼が去年も今年もタダ君の絵をお母さんにプレゼントした話や(うちのおかんはヨーロッパ随一のタダユキヒロ・コレクターになりつつある、って言ってた)、スタッフのギザさんが山さき君の作品(山ぐるみ)を3歳の息子のクリスマスプレゼントにしようとして、でもどれがいいか超迷ってる話や、色々聴く。しあわせ。2時まで飲んで、ナイトバスで帰宅。
喜びをほかの誰かと分かり合う、それだけがこの世の中を熱くする!という有名な歌がありますけど、この旅を通じて、実際その通りだなと強くかんじました。本当に、「それだけ」、だ。そして、分かり合える「ほかの誰か」は世界中に確かにいる。それを実感できてよかった。今回、ぼくらが受けた大きな大きな恩を、彼らに、ほかの誰かに、手渡して行けますように。そして、ぼくが絵を描くことがそのサークルの一環でありますように。ハンブルグ編、これで終了です。読んでくれたひと、ありがとうございました。又かならず帰ってくるぜハンブルグ。(現在、イスタンブール、アタチュルク空港でーす)